電動自転車のランニングコストを完全分析|5年間TCOで比較する

経営管理

電動自転車は15〜20万円。「高い買い物だ」と感じていませんか?

経営管理15年の視点で言えば、これは「消費」ではなく「投資」です。投資なら、回収期間とROI(投資対効果)を計算するのが正しい判断方法です。

この記事のポイント

  • 電動自転車の5年間TCO(総所有コスト)を具体的に計算
  • 車送迎とのコスト比較シミュレーション
  • 投資回収期間は約1〜2年であることを解説
  • 「時間」という見えないコストの可視化
  • 経営管理視点での「賢い選び方」がわかる

それでは早速見ていきましょう。

この記事は、電動自転車の購入について投資判断の視点から情報収集中の方向けです。具体的な商品比較は【子ども送迎用電動自転車おすすめ6選|失敗談から学ぶ選び方】でまとめています。


電動自転車は「投資」である|経営管理視点の考え方

電動自転車の価格は15〜20万円。「高い買い物だ」と感じる方も多いでしょう。しかし、経営管理15年の視点で言えば、これは「投資」として捉えるべきものです。

本体価格だけで判断する落とし穴

経営管理の現場では、設備投資を判断するとき、本体価格だけで決めることはありません。ランニングコスト、メンテナンス費用、減価償却、そして投資回収期間。これらをトータルで見て判断します。

電動自転車も同じです。

15万円の自転車と18万円の自転車。本体価格だけ見れば、15万円のほうが「お得」に見えます。しかし、バッテリー容量が小さく、2年で交換が必要になったら?結果的に高くつく可能性があります。

5年間の「総所有コスト」という視点

わたしがおすすめするのは、「5年間の総所有コスト(TCO:Total Cost of Ownership)」で比較する方法です。

子どもの送迎は、一般的に2〜6歳の約4〜5年間続きます。この期間を見越して、トータルコストで判断する。これが、経営管理的な「賢い選び方」です。


電動自転車の5年間TCOを計算してみた

具体的な数字で見ていきましょう。

「5年間で26万円…やっぱり安くはないですね」

「1日あたり約143円と考えると、印象が変わりませんか?缶コーヒー1本分で、毎朝の送迎が楽になり、家族との時間が生まれる。この後、車送迎との比較も見てみてください」

バッテリー交換費用:3〜4万円

リチウムイオンバッテリーの寿命は、700〜900回の充電です。毎日充電する家庭なら、2〜3年で交換時期を迎えます。

バッテリー交換費用は、容量によって異なりますが、3〜4万円が相場です。

16Ah以上の大容量バッテリーを選べば、充電頻度が減り、バッテリーの寿命を延ばせます。初期投資は高くなりますが、交換サイクルを長くできるため、長期的には有利です。

タイヤ・メンテナンス費用:年間1〜2万円

タイヤ交換は、使用頻度にもよりますが、2〜3年で必要になることが多いです。1回あたり8,000〜12,000円。

その他、ブレーキパッドの交換、チェーンの調整、定期点検などを含めると、年間1〜2万円のメンテナンス費用を見込んでおくべきです。

5年間の総コストは約26万円

具体的に計算してみましょう。

項目金額
本体価格(スタンダードモデル)170,000円
バッテリー交換(1回)40,000円
タイヤ交換(2回)20,000円
その他メンテナンス(5年間)30,000円
5年間合計260,000円

1年あたり52,000円。1ヶ月あたり約4,300円。1日あたり約143円。

これを「高い」と見るか「安い」と見るか。次のパートで、車送迎と比較してみましょう。


車送迎vs電動自転車|コスト比較シミュレーション

子どもの送迎方法として、車を使う家庭も多いでしょう。コストを比較してみます。

ガソリン代・駐車場代の見えないコスト

車で片道2kmの保育園送迎を行う場合:

項目 車送迎(月額) 電動自転車(月額)
燃料・電気代 約3,200円 約100円
駐車場代 約15,000円 0円
維持費(保険・税金等) 約10,000円 約1,000円
月額合計 約28,200円 約1,100円
年間合計 約338,400円 約13,200円
5年間合計 約1,692,000円 約66,000円(+本体17万円)

年間で約34万円。5年間で約170万円です。

もちろん、車は送迎以外にも使いますから、すべてを送迎コストとして計上するのは正確ではありません。しかし、「送迎のために車を維持している」という側面があるなら、この比較は意味を持ちます。

「時間コスト」も計算に入れる

経営管理の視点では、「時間」もコストです。

車での送迎は、渋滞や駐車場探しで時間がかかることがあります。電動自転車なら、渋滞に関係なく一定の時間で送迎できます。

仮に、毎日10分の時間短縮ができるとしましょう。年間で約60時間。5年間で300時間。

この300時間を、あなたの時給で換算してみてください。時給2,000円なら60万円、時給3,000円なら90万円の価値があります。


投資回収期間は約1〜2年|ROIで見る電動自転車

経営管理では、投資を判断するとき「投資回収期間」と「ROI(投資対効果)」を必ず計算します。

月1万円の節約効果がある場合の回収期間

電動自転車導入による月間節約額を試算してみましょう。

節約項目月額
ガソリン代削減約3,000円
駐車場代削減(一部)約5,000円
時間創出効果(時給換算)約5,000円
月間節約効果約13,000円

本体価格17万円に対して、月1万円の節約効果があるなら、投資回収期間は約17ヶ月。1年半で元が取れる計算です。

「時間の創出」という無形のリターン

ROIを計算するとき、数字に表れにくい「無形のリターン」も重要です。

電動自転車による時間短縮で生まれた20分。この時間で子どもと朝食を一緒に食べる。仕事前に自分の時間を持つ。家族との関係を良くする。

これらは、お金では測れない価値です。

2人の子どもの父として、わたしはこの「無形のリターン」こそが、電動自転車投資の最大の成果だと感じています。

まとめ

経営管理15年の視点で、電動自転車の投資対効果を分析しました。

この記事の重要ポイント:

  • 本体価格だけでなく「5年間TCO」で比較する
  • 5年間の総所有コストは約26万円(1日あたり約143円)
  • 車送迎と比較すると、5年間で100万円以上の差になることも
  • 「時間」もコストとして計算に入れる
  • 投資回収期間は約1〜2年(月1万円の節約効果の場合)
  • 数字に表れない「無形のリターン」(家族時間の創出)も重要
  • 大容量バッテリー選択で長期的なコスト削減が可能
  • 経営管理的な視点で「投資」として判断すべき

電動自転車は、正しく選べば「リターンの大きい投資」です。


具体的なモデル比較や、投資対効果の高いおすすめ機種については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【子ども送迎用電動自転車おすすめ6選|失敗談から学ぶ選び方】

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