在宅ワークのデスクライトは経費になる?|ROI計算で見る照明投資の価値

経営管理

「在宅ワーク用に買ったデスクライト、経費にできるの?」

個人事業主やフリーランスの方なら、一度は考えたことがあるはずです。結論から言えば、適切に按分すれば経費計上は可能です。

この記事では、経営管理の実務経験15年のわたしが、デスクライトの経費処理方法と、その投資対効果(ROI)を具体的な数字で解説します。1万円のデスクライトが、実は年間18万円相当の生産性向上をもたらす可能性がある—そんな「数字で見る照明投資」の話です。

デスクライトの多くは1万円〜2万円程度。10万円未満の備品は「消耗品費」として一括経費計上できます。

確定申告の際、「消耗品費」または「事務用品費」として計上すればOK。特別な減価償却の手続きは不要です。

価格帯勘定科目処理方法備考
10万円未満消耗品費一括経費計上ほとんどのデスクライトはここ
10万円〜20万円未満一括償却資産3年均等償却高級モデルの場合
20万円以上工具器具備品耐用年数で減価償却デスクライトでは稀

10万円以上の高級ライトは減価償却

BenQの上位モデルなど、10万円を超えるデスクライトの場合は減価償却が必要です。

10万円〜20万円未満:一括償却資産(3年均等償却)
20万円以上:通常の減価償却(耐用年数に応じて)

ただし、デスクライトで10万円を超えるケースは稀なので、ほとんどの方は消耗品費で問題ありません。

「按分」の考え方

在宅ワークの場合、プライベートと業務の使用割合に応じて按分する必要があります。

例えば、1日8時間のうち6時間を業務に使用している場合:

  • 業務使用割合:75%(6時間 ÷ 8時間)
  • 12,000円のデスクライト × 75% =9,000円を経費計上

按分割合は合理的に説明できれば問題ありません。業務日誌やカレンダーで記録を残しておくと、税務調査時にも安心です。


デスクライト投資のROI計算|数字で見る生産性向上### 前提条件を設定

わたし自身の実体験をベースに、ROI(投資対効果)を計算してみます。

投資額:– BenQ ScreenBar(税込12,000円)

効果の前提:– 目の疲れ軽減により、1日あたり15分の集中時間が増加

  • 1時間あたりの生産性を3,000円相当と仮定(時給換算)
  • 年間稼働日数:250日

ROI計算の実際年間の生産性向上効果:

年間効果:

年間効果 = 15分 × 250日 × (3,000円 ÷ 60分) = 187,500円

ROI計算:

ROI = (187,500円 − 12,000円) ÷ 12,000円 × 100 = 1,462.5%

投資回収期間:

回収期間 = 12,000円 ÷ 187,500円 × 365日 ≈ 約23日

つまり、約3週間で投資回収が完了し、その後は純粋な生産性向上がプラスになる計算です。

保守的に見積もっても十分なリターン

「1日15分は楽観的すぎる」という方のために、より保守的な計算もしてみます。

1日5分の効果と仮定した場合:

年間効果:

年間効果 = 5分 × 250日 × (3,000円 ÷ 60分) = 62,500円

ROI計算:

ROI = (62,500円 − 12,000円) ÷ 12,000円 × 100 = 420.8%

1日たった5分の効果でも、ROI 420%超。経費計上による節税効果(所得税・住民税で15〜30%程度)を加えれば、さらにリターンは大きくなります。

1日の効果年間効果(250日)投資額ROI回収期間
5分62,500円12,000円420.8%約70日
10分125,000円12,000円941.7%約35日
15分187,500円12,000円1,462.5%約23日

経費にできる在宅ワーク環境アイテム

デスクライト以外にも、在宅ワーク環境の整備費用は経費計上が可能です。

経費計上可能なアイテム例-電動スタンディングデスク:消耗品費 or 工具器具備品

モニターアーム:消耗品費(10万円未満)
オフィスチェア:消耗品費 or 工具器具備品
Webカメラ・マイク:消耗品費
デスクマット:消耗品費

いずれも按分の考え方は同じ。業務使用割合を合理的に算出し、その分を経費計上します。

環境投資は「節税」と「生産性向上」の両取り

在宅ワーク環境への投資は、単なる「出費」ではありません。

1.経費計上による節税効果(所得を減らせる)
2.生産性向上による収益増加(仕事の質・量が上がる)
3.健康維持による長期的なリターン(医療費削減・労働期間延長)

この3つの効果を考えれば、むしろ投資しない方がもったいないと言えます。


経費処理の実務ポイント 領収書・レシートの保管

経費計上には証拠書類が必須です。以下のポイントを押さえておきましょう。

保存期間:青色申告は7年、白色申告は5年
保存形式:紙の原本 or スキャンデータ(電子帳簿保存法対応)
記載事項:日付、金額、購入先、品名

Amazonでの購入の場合、注文履歴から領収書をダウンロードできます。PDFで保存しておけばOK。

按分割合の記録方法

税務調査で問われた際に説明できるよう、按分割合の根拠を記録しておきましょう。

  • 1日の業務時間と私用時間の割合
  • デスクライトを業務で使用する時間帯
  • 業務日誌やカレンダーでの記録

「なんとなく70%」ではなく、「1日8時間中、業務6時間なので75%」のように根拠を明確にしておくことが重要です。

チェック項目内容ステータス
領収書の保管紙 or PDF で保存□ 完了
按分割合の算出業務時間 ÷ 総使用時間□ 完了
根拠の記録業務日誌 or カレンダー□ 完了
勘定科目の確認消耗品費 or 一括償却資産□ 完了
帳簿への記載日付・金額・品名・按分後金額□ 完了

まとめ|デスクライトは「投資」として捉えよう

デスクライトの経費処理は、多くの場合消耗品費として一括計上可能。按分を適切に行えば、在宅ワーク環境の整備費用を堂々と経費にできます。

さらに重要なのは、ROIの観点。1万円程度の投資で、年間数万円〜十数万円の生産性向上が期待できる。これは「経費で落とせるかどうか」以上に大きなメリットです。

この記事のポイント:– 10万円未満のデスクライトは消耗品費で一括計上

  • 按分割合は業務使用時間で合理的に算出
  • ROIは控えめに見積もっても400%超の可能性
  • 節税+生産性向上の「両取り」ができる投資

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